コンクリートへのこだわり
「密度の高いコンクリート=結晶化コンクリート® 」
が越野の全棟基準
建物の寿命を決めるのは、「コンクリートの質」といっても過言ではありません。だから越野は、決してコンクリートの質に妥協を許さない。徹底したコンクリートへのこだわりは、企業理念そのものです。では「よいコンクリート」とは? それは、「密度の高いコンクリート」に他なりません。「密度の高いコンクリート」による質の高いRC建築は、以下に挙げるコンクリートの「8つの特性」を最大限に引き出し生かし切る、越野の「3つのこだわり」から生まれます。
■ これが越野スタンダード!3つのこだわり
1 「結晶化コンクリート®」こそが建物の命!
水分量を必要最小限とした良質なコンクリート、それが越野独自の「結晶化コンクリート® 」です。緻密で空隙が少なく、コンクリート内部への水や有害物質の進入を遮断し、劣化を抑止。優れた耐久性を維持し続けることができるのです。ただし「結晶化コンクリート」は流動性が少なく、打設には高度な技術と手間と人手が必要。そのため残念ながら、多くの建設会社では敬遠されているのが現状です。越野建設では、この難易度の高い「結晶化コンクリート® 」による施工をすべての自社設計物件に採用しています。
2 「再振動」が「高密度」を実現する!
越野建設では「再振動」という難易度の高い技術をすべての自社設計物件で採用しています。手間のかかるこのひと工程が、越野独自の「結晶化コンクリート ®」を可能にするのです。コンクリート打設後は、一定の強度に達するまで、散水などによる適切な養生を実施。越野の高耐久・高強度は、こうして実現されています。
3 「RC品質向上プロジェクト」で最上を目指す!
2005年8月、社内プロジェクト「RC品質向上プロジェクト」がスタート。全技術社員と協力会社が連携して、常に最先端を目指し鉄筋コンクリートの品質・打設技術の向上・研究、「設計」と「施工」の垣根のないタイムリーな技術情報交換を定期的に行っています。越野建設の技術革新と品質向上への取り組みは、2005年「北区未来を拓くものづくり表彰」でも表彰されました。
■ コンクリートのここが凄い8つの特性
1 耐久性能
コンクリート構造の耐用年数は100年超が可能(※)。軽量鉄骨等と比較しても、いかに長寿命であるかがわかります。同時にライフサイクルコストの観点でも、非常に経済性に優れた素材といえます。
※JASS5(日本建築学会の標準仕様書のうち、鉄筋コンクリート工事に関する仕様による
2 耐震性能
コンクリートは伸張性のある優れた鉄筋を組み合わせることで地震の揺れにも対応するしなやかさを併せ持つ、最も優れた構造の一つ。そのことは阪神淡路大震災の経験からも実証されました。
3 耐火性能
石灰質と石、水。不燃素材のみで構成されたコンクリートは、それ単体では決して燃えることがありません。
4 柔軟な意匠性
どのような形にも自在に成型が可能。デザインの幅、プランニングの自由度は無限大です。
5 遮音性能
比重が大きなコンクリートは、遮音性の高い素材です。しかも工場生産のパーツを組み立てるのとは違い、すべて現場で継ぎ目なく施工。音漏れする隙間を作らないため、多くのコンサートホールなどでも選ばれています。
6 気密性能
現場で隙間なく一体施工するため、気密性を高めるのも容易。建物全体を「まほう瓶」のような構造にすることができます。
7 環境性能
高耐久でライフサイクルが長いコンクリートは、より環境負荷が少ない素材です。解体後は粉砕して、ほぼ100%が建築資材にリサイクルされます。
8 安心・安全性能
現在の建築基準で施工したコンクリート構造の建物は、阪神淡路大震災クラスの地震にも倒壊しません。まさに生命を守る建築素材です。